「インド農村部の女性に仕事をつくる」リコーのアパレルブランドRANGORIE(ランゴリー)初のインド現地工房生産商品の発売スタート
~現地の職業女性グループ「Amayra(アマイラ)」との協業により実現~

株式会社リコー (本社:東京都大田区、社長執行役員:山下 良則)の新規事業創出プログラムから誕生したアパレルブランド「RANGORIE(以下、ランゴリー)」は、インドのたちによる職業女性グループである「Amayra(アマイラ)」と提携し、アマイラが製造する現地工房で生産した初の商品である「アマイラブラトップ」を2022年11月18日(金)よりランゴリーオンラインショップにて発売します。「アマイラブラトップ」は、ランゴリーがインド現地の工房で製造する初の商品となります。

ランゴリーはインドの農村部に住む女性の雇用創出を目的として、インドの色柄をあしらったエスニックウェアを生産販売するアパレルブランドです。インドの農村部ではダウリーと呼ばれる結婚持参金の風習などから女性は家計に貢献しない存在とされ、結果として女性の地位が低い状況です。そういった状況から脱するため、仕事を得る目的で縫製技術を学ぶ女性が多くいますが、営業力やブランド力の課題から受注が少ないことが社会課題となっています。そこでランゴリーはインドの社会企業/NGOであるDRISHTEE(ドリスティ)※と協力し、ビハール州バーガルプルにて縫製技術を獲得した女性たちと共に縫製工房を立ち上げ、オリジナルデザインのアパレル製造販売に取り組んでいます。今回、ドリスティの主催する縫製学校を卒業した女性たちによる職業女性グループ「MEG(Micro Enterprise Group)」の一つである「アマイラ」をインドの現地生産拠点として選定し、商品の製造と日本への輸出を開始しました。
※インド農村部の収入向上を技術トレーニングやバリューチェーン構築により実現する社会企業/NGO

商品名:アマイラブラトップ
販売期間:2022年11月18日(金)より販売開始
販売場所:ランゴリーオンラインストア https://rangorie.ricoh/
価格帯:¥9,900(税込)

■「アマイラ」によるインド現地生産について
2022年1月に現地を訪問し、13のMEGの中から縫製技術やモチベーション等が最も高い「アマイラ」を現地の生産パートナーとして選定しました。「アマイラ」の工房立ち上げにあたり、リコー82%、アマイラ18%の割合で立ち上げ資金の出資を行いました。アマイラの18%の資金はドリシティによる無利子貸し付けであるマイクロファイナンス形式で行われています。アマイラはこのローンの返済の義務を負っており、リコーからの生産委託を継続的に続けるため、品質や納期の面でも高いモチベーションで生産を行っています。

■今後の展望
今回の現地工房での生産を軌道にのせ、ランゴリー商品の中で、現地製造商品の割合を増やすことで、インドの女性の支援を継続します。また、商品の販売を現在のオンラインショップ、期間限定のPOPUPストアからさらに拡大し、スポーツショップやヨガスタジオといった新たなチャネルを開拓することで、さらなる販売拡大にも取り組んでいきます。




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