オンライン会議をテキスト、音声、画面キャプチャでまるごと記録するクラウドサービス「torunoβ版」のテスト販売をスタート
~音声認識AIにより簡単・自動で会議の内容を記録・共有~

株式会社リコーは、ビジネスパーソンを中心とした個人ユーザー向けに、オンライン会議の情報を、テキスト、音声、画面キャプチャでまるごと記録し、可視化できるクラウドサービス「toruno(トルノ)β版」(https://toruno.biz/)のテスト販売を2021年2月2日からスタートします。 リコーは2020年10月から利用者限定で「torunoβ版」の無償モニター版を提供し、検証を重ねてきました。ご利用いただいたユーザーから一定の評価をいただけたため、この度3時間まで会議を記録できる無料プランと、時間制限なくご利用いただける有料プランをご用意し、より多くのユーザーに活用いただきながら開発を加速させることとしました。  

  新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止対策をきっかけに、さまざまな業種職種を対象に在宅勤務環境の整備に取り組む企業が増えています。テレワークやオンライン会議、オンラインセミナー(ウェビナー)は、新しい働き方として広く認知され、近年進む働き方改革とも相まって、ビジネス上のコミュニケーションに必須の手段となりつつあります。 torunoβ版は、手軽に使えることをコンセプトに、わかりやすいシンプルなUIで誰にでも使いやすく、オンライン会議やオンラインセミナーの内容をさまざまな形で記録できるクラウドサービスです。会議音声の録音データに加え、音声認識AIがリアルタイムかつ自動で文字起こし*1したテキストデータ、会議画面をキャプチャした画像データを記録することで、オンライン会議の流れをわかりやすく可視化します。オンライン会議時のノートやエディタの代わりとして、日常的な会議の内容の振り返り、議事録の作成、動画の文字起こしなどの作業をサポートし、ユーザーのテレワークライフを快適にします。

torunoβ版は、Windows®上で動作する記録用のアプリケーションと、記録した会議を管理・閲覧するためのWebアプリケーションの構成で提供します。記録用のアプリケーションは、パソコン上で動作するさまざまなオンライン会議ツール*2に対応しているのが特徴で、連携するための面倒な設定もなく、導入ユーザーは常駐するデスクトップアプリからいつでも手軽に記録を開始できます。また、会議画面のキャプチャは、デスクトップ画面全体もしくは個別のアプリケーションのウィンドウを指定して記録できます。

記録した会議データはクラウド上にアップロードされ、ウェブブラウザから確認できます。クラウド上に保管されているため、URLをメールやチャットで送付することで会議データの共有が可能*3です。また、記録した会議の音声は音声データ(MP3形式)として、文字起こししたデータはテキストデータ(txt形式)としてダウンロードすることもできます。

リコーは、デジタルサービスの会社への事業構造の転換を進めており、さまざまな新規サービスの開発に取り組んでいます。torunoは、リコーグループの新規事業創出に向けた取り組みであるアクセラレータープログラム「TRIBUS(トライバス)」から生まれた、聴覚障がい者向けの自動文字起こしソリューションから派生して、オンライン会議というビジネス用途での利用を想定して誕生した新たなサービスです。 今後は、ビジネスパーソンをターゲットとした個人ユーザー向けにとどまらず、さらなるニーズの探索に取り組み、音声認識精度の向上や新機能の追加を図りながら、法人向けサービスとしての展開も視野に入れて開発を進めていきます。 「toruno(トルノ)β版」ウェブサイト: https://toruno.biz/ リリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000043114.html
*1 音声認識の精度と動作の点で、有線のイヤホンマイクのご利用を推奨します。 また、ご利用環境により、音声認識の精度に差異が生じます。 *2 Microsoft Teams、Skype®、Zoom、Google Meet™、WebExで記録可能なことを確認しています。 このほか、YouTube™やPC上で再生する動画の文字起こしにもご利用いただけます。 *3 記録データの閲覧には、会員登録が必要です。



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