統合型アクセラレータープログラムの成果発表会を開催
来年度の継続プログラムとして新ブランド「TRIBUS(トライバス)」を発表

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、新規事業の創出に向けた取り組みとして、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すプログラム「RICOH ACCELERATOR 2019」(リコーアクセラレーター2019)を行っています。このたび、「RICOH ACCELERATOR 2019」の参加チームによる成果発表会「RICOH ACCELERATOR Investors Day」を2020年2月20日に開催しました。

「RICOH ACCELERATOR Investors Day」では、選抜された13チームが事業内容や現在の進捗状況、今後の展開について成果発表を行いました。活動内容としては、すでに提案製品のテスト販売を開始したり、クラウドファンディングでプロトタイプ情報を公開したりしたチームがあるほか、プロトタイプの貸し出しによる実証実験をリコーグループ内外のターゲットユーザーで行うなど、各チーム新規事業創出に向けて着実に進んでいます。

本プログラムは、リコーグループ社員であれば誰でも応募ができる社内起業家プログラムと、スタートアップからの応募を募るプログラムを統合した形で運用する、日本初*の統合型アクセラレータープログラムです。本年度は、「人々の生きがいを加速する」をテーマに、広くビジネスアイデアを募集し、社内外からそれぞれ100件以上、合計214件の応募がありました。統合型とすることで、スタートアップ企業の持つアイデアやスピード感にリコーグループが良い刺激を受けたり、リコーグループの知見・リソースをスタートアップに公開したりするなど、双方の良さを活かした連携を行うことで、お互いに学び合う場となり、事業共創を行うことができました。

*株式会社ゼロワンブースター調べ

アクセラレーター参加チームは、リコーグループ社員200名(2020年2月20日現在)のサポーターをはじめとした、リコーグループ各社のリソースや社内外メンターをニーズに合わせて活用しました。また、社外チームにはリコーグループとのスムーズな連携を支援するリコーグループの担当者が各チーム1~3名つき、活動を支援しました。このほか、アクセラレーター参加チームのリーダーを送り出したリコーグループの組織長には、既存のルール・目標に縛られずチャレンジしたい部下を全面的に応援し送り出した上司として「チェンジドライバー賞」を贈りました。

リコーは、来年度も本プロジェクトを継続し、既存のリコーの枠を超え、スピード感をもって事業共創にチャレンジするために、「TRIBUS(トライバス)」という新たなブランドを立ち上げ、イノベーションの創出を加速していきます。「TRIBUS」とは、トライがラテン語の3を意味しており、社外のスタートアップ、社内起業家、リコーグループの3社が取り組むプログラムであることや、リコーグループの企業理念である三愛精神にも通じます。やってみよう!というTRY(トライ)と、BUSにみんなで乗っていく、仲間と一緒に歩んでいくという想いも込めました。

 

【「RICOH ACCELERATOR(リコーアクセラレーター)」について】

 

リコーは、2018年2月に発表した成長戦略「挑戦」において、価値創造に向けた基本的な考え方の一つにオープンイノベーションを掲げ、外部資本や知見を活用した新規事業創出を目指しています。また社員に対しては、明るく生き生きと働く組織・風土を実現することを約束しています。その一環として、「RICOH ACCELERATOR」をはじめとした社員が新しい顧客価値の創造に積極的にチャレンジできる新たな制度や仕組みの整備を進めています。本年度より、業務時間の最大20%までの時間を他の業務に充てることのできる社内副業制度がスタートし、本プログラムに参加する社員が多く活用しています。

本プログラムは、2019年2月に社内から、4月に社外からの募集を開始し、9月には社内チームのピッチコンテスト、10月には社内外を合わせた統合ピッチコンテストを経て、社内外の審査者による選考でアクセラレータープログラムに参加する13チームが選出されました。

リコーの創業者である市村清は、理化学研究所から生まれたベンチャー企業としてリコーを創業し、その後も世の中にイノベーションをもたらす製品やサービスを数多く生み出しました。その創業の精神に立ち返り、チャレンジする人の支援・育成、新規事業の創出を促進する文化のさらなる醸成を目指します。

 

「RICOH ACCELERATOR 2019」 参加企業/チーム概要

参加企業

会社名
代表者
概要
活動内容
株式会社Leretto
秋山 祐太朗
業界初!社内宴会に適した場所お店がすぐに見つかるグルメ予約サービス
法人向け宴会予約サービスの初期ユーザー獲得支援
サポーターとの交流会実施
MEDETASHI
植田 優哉
アパレル業界を、売り続けるモデルからつながり続けるモデルへの転換。ファッションコミュニティの形成
ターゲットユーザーとなる社員へのデプスインタビュー実施
ビジネスプランへのメンタリング
オーロラ株式会社
張 琦
国内外のキャッシュレスペイメントに応じたバッテリーシェアリングサービス
リコーグループ内14カ所での社内利用実証検証を実施
リコーデジタルサイネージ部門との連携可能性検討
株式会社OpenFactory
堀江 賢司
WEBと全国の印刷工場をつなぐデジタルプリントプラットフォーム
リコーグループ内部門との協業検討に着手
株式会社イケてるやつら
キム ソンヨブ
動画制作のインハウス化を支援する動画制作教育サービス
動画クリエイター育成プログラム(DO-ON)のテストモニターにリコーグループ社員10名が参加
法人向けビジネスモデルを検討実施
株式会社Batton
川人 寛徳
RPAレシピをネットワーク上で他社とシェア可能にする業務支援サービス
法人向けサービスとして、リコーグループメンバーとのディスカッション実施
株式会社オープンルーム
田沼 豊寿
不動産の帯替え業務をなくし、物件広告をデータ資産に変えるサービス「フォレスト」
オープンハッカソンを実施
リコーグループ内連携検討
株式会社ジオクリエイツ
本田 司
VR×視線脳波による空間体験の定量化サービス
社内起業家チームと共同実証実験実施、リコーグループ複数部門と協働で市場でのサービス実証実験に着手
 

社内参加チーム

代表者所属会社名
代表者
概要
活動内容
株式会社リコー
和田 雄二
高速でのモノ作り挑戦。第一弾「RICOH Image Pointer」
~”一緒に見る、遊ぶ、盛り上がる、感じる場”を提供する~
クラウドファンディングの実施準備中
リコー ITソリューションズ株式会社
前鼻 毅
働き方をアップデートするためのVRを活用したワークプレイス構築
企業とプロトタイプ貸出による実証実験を実施
株式会社リコー
斎藤 啓
独自開発した材料技術等を組合わせ、新興国の水や電気等の社会課題を解決していく事業
プロトタイプを制作し、フィリピンでの実証実験を実施
株式会社リコー
綿石 早希
インド女性向けのオリジナル下着ブランド事業
インドのポップアップストアでテスト販売を実施
株式会社リコー
野村 敏宏
アートを通じて豊かな社会を創るサービス
アートブランド「StareReap」開始
「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY」にてエディション作品を販売予定

<関連リンク>

Rioch公式サイト

https://jp.ricoh.com/info/2020/0221_1/

 

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています。(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。

創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会にむけて積極的な取り組みを行っています。

EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES – 人々の“はたらく“をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。 https://jp.ricoh.com/

 



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