[Challenger Q&A] 株式会社オープンルーム 田沼豊寿
株式会社オープンルーム 田沼豊寿 (写真右)
10月に行われたピッチコンテストにて、アクセラレータープログラムへの参加が13チームに決まりました。 2月下旬の成果発表に向けて、急ピッチでプロジェクトに臨むチャレンジャーたちを紹介します。
今回なぜアクセラレータープログラムに応募しようと思いましたか?
起業時点から、参加できるアクセラレーターをずっと探し求めていました。アクセラレーターのメリットは、ベンチャーが本来持ちえない豊富なリソースにアクセスできることです。しかし、反面、選考からプログラム終了までに多くの時間と労力を注がなければなりません。人、時間、お金などすべてのリソースが常に不足しているベンチャーにとって、これはとてもリスキーです。
そのため、当社が参加プログラムを選ぶ上で重要視したのが「明確な参加目的を描けるか」です。RICOH ACCELERATORには、これがありました。当社の事業領域である不動産および画像処理技術との高い親和性、そして他プログラムとは違う高い熱量を感じられたため、応募しました。
はじめてプロジェクトへ参加するにあたり、不安なことはありますか。
よいアイデアを出すために習慣としていることはありますか?
わたし個人の場合、アイデアはオフィスの外で生まれることが大半です。それは時に、顧客との打ち合わせ、電車などでの移動、就寝前の時間、ジムで汗を流している時など様々です。そのため、どんな時でも常にアイデアを書き留められるよう、日頃から肌身離さずメモ帳を持ち歩くようにしています。
そしてアイデアは、他との共有と議論によって良いものへと磨かれます。それには、闊達な議論が行える、フラットな社内組織が必要です。このために、週2回の全体ミーティング、週1回のチームランチ、月1回の飲み会などチーム内での定期的なコミュニケーションの場を設けています。また、良いアイデアは健全な心身から生まれるので、独自の福利厚生を通じて、適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠を取る機会の提供も心掛けています。
次に挑戦してみたいことがあれば教えてください。
当社を表すキーワードの一つが「多様性」です。実際に、わずか6名の会社でありながら、半数が海外出身のメンバーで構成されています。そんな中にあって、これからは、働き方の多様化にも挑戦したいです。
一般的によく聞く「ライフワークバランス」は、仕事とプライベートを対極的に捉える考え方ですが、当社は独自の「ワーク・アズ・パート・オブ・ライフ(Work as Part of Life)」という考えを持っています。これは、仕事を人生の一部として捉え、社員全員が仕事を通じて人生にオーナーシップを持てるよう促すというものです。ようは、働かされるのではなく、毎日ここで働きたいと思えるかです。会社や事業の成功を通じて、社員全員がより裁量をもった働き方ができるよう、自由度と選択肢を与えられる企業にしていきたいです。